FM-11用F-BASICのページ (by はせりん)

本ページの各画面キャプチャについては、XM⑪を使用させていただきました。
PI.さん、たけがみりうさん、いつも感謝しております。
(XM⑪がなかったらこんなページを作ろうという気にはなりませんでした。^^;)

お急ぎの方へ。
・FM-11用F-BASIC 一覧表
・F-BASIC V5.0 を320KB(2D)ドライブで起動させる！

11. FM-11用F-BASIC

11.1 FM-11用F-BASIC 一覧表

当時(1982～1985年)のPCの常として、FM-11にもBASICが標準添付されていました。

	F-BASIC V4.0				F-BASIC V4.2	F-BASIC V4.3	F-BASIC V5.0	F-BASIC86 V1.0		F-BASIC86 V1.1
	ROM版	5"2D版	5"2HD版	8"版	5"2D版	5"2D版	5"2HD版	5"2D版	8"版	5"2HD版	5"2D版
	SM07417-							SM07418-
		F221	F227	F222	F223	F225	F228	F021	F022	F023	F024
FM-11ST	●	○	○	○	○	○	△	○	○	○	○
FM-11AD		●	○	○	○	○	△	○	○	○	○
FM-11EX		●	○	○	○	○	△	○	○	○	○
FM-11AD2		○	●	○	○	○	●	○	○	○	○
FM-11BS								○	○	●	○
FM-11BS/AD2		○	●	○	○	○	●	○	○	●	○
FM-11AD2+		○	●	○	○	○	●	○	○	○	○

●=標準添付品、○=動作可、△=機能制限あり

機種：FM-11
SOFT：5インチ2D版F-BASIC V4.0
型格：SM07417-F221
デフォルトの設定は、5インチドライブ=2機、8インチドライブ=0機、ファイル数=1 です。

機種：FM-11
SOFT：5インチ2HD版F-BASIC V4.0
型格：SM07417-F227
SOFT：8インチ版F-BASIC V4.0
型格：SM07417-F222
デフォルトの設定は、8インチドライブ=2機、5インチドライブ=0機、ファイル数=1 です。
5インチ2HD版を使う際には、8" を 5インチ2HD に読み替え必要です。

機種：FM-11
SOFT：5インチ2HD版F-BASIC V5.0
型格：SM07417-F228
8", 5" の表記が廃止され、1MB, 320KB の表記となりました。
デフォルトの設定は、1MBドライブ=2機、320KBドライブ=0機、ファイル数=1 です。

11.9 F-BASIC V5.0 を320KB(2D)ドライブで起動させる！

F-BASIC V5.0 は、後期型FM-11(FM-11AD2,AD2+,BS/AD2)に5インチ2HD版が提供されていましたが、前期型FM-11(FM-11ST,AD,EX)向けにはリリースされませんでした。これにはいくつかの理由が考えられます。
・F-BASIC V5.0の特長の一つである、シフトJISコードを用いた漢字表示は、後期型FM-11のサブシステムに依存した作りになっている。
　(前期型FM-11向けのサブシステムROMのアップデートサービスは無かった。)
・前期型FM-11の漢字ROMカードには第一水準漢字のみが搭載されており、第二水準漢字を表示できない。
　(前期型FM-11向けには、第二水準漢字をサポートした漢字ROMカードが提供されなかった。)
但し、一部のサードパーティから、漢字表示強化サブシステムROMや、第二水準漢字をサポートした漢字ROMカードが販売されてはいました。
また、F-BASIC V5.0 自体が 5インチ2HD 専用設計になっているのでは？という懸念もあったので、
　F-BASIC V5.0 IPL
　F-BASIC V5.0 初期化ルーチン(4KB程度)
について、少し時間をかけて調査(動作解析)を行いました。詳細は省略しますが、結論としては、
　F-BASIC V5.0 は 2Dドライブから起動可能
でした。

前置きが長くなりましたが、今回の企画は、前期型FM-11で F-BASIC V5.0 を動かす事における障害のひとつである、 5インチ2Dドライブからの起動を支援するものです。
サブシステムROMの強化及び第二水準漢字をサポートした漢字ROMカードについては、サードパーティ製のソリューションをご利用ください。
今回作成したもの：(ココからDLしてください。)
・2HD版F-BASIC V5.0システムディスクより、2D版システムディスクを生成するプログラム
・SYSDSKユーティリティ、PFDEFユーティリティ、AUTOUTYユーティリティに対する2D版用パッチ
動作環境：
・2HDドライブ(最低1機)、2Dドライブ(2機)が接続されたFM-11
・2HD版F-BASIC V5.0 L2.0システムディスク(内部のスタンプが 0502840709 のもの)

尚、F-BASIC V4.0 についても同様に 2HD版から2D版を生成するツールを作成してみましたが、さらに需要が無さそうなので公開は控えておきます。
ご興味のある方はご相談ください。

フロッピーディスクを次のようにセットしてください。
・2HD側ドライブ0　　　　　　　　　　　　：F-BASIC V5.0 L2.0システムディスク
・2D側ドライブ0（F-BASIC上では、機番=4)：新しいフロッピーディスク
・2D側ドライブ1（F-BASIC上では、機番=5)：上記URLよりDLしたイメージを書き込んだディスク
2HDドライブより起動させます。
起動時の "How many ... ?" の質問に対しては、全て 2 で答えてください。【重要】